7月2日

しなければいけないことを何もしたくない

大学をやめたい

バイトもやめたい

絵と文字を書いて、何となくやりたいことをやって、なんとか生きていきたい

働きたくもない

他人と関わりたくない

何もしたくない

どうしたらいい

7月1日

人は感情で生きている。

理性的になるのは、感情の後だ。
感情を抑えるために理性が働く。

感情を大きく揺さぶられる時、或いは負の方向へ感情を揺さぶられそうな時、人は自己防衛に走る。

例えば、暴力だとか。暴言だとか。

理性的に生きることよりも、感情的に生きることの方が本能的で人間的なのだと思う。
ただ、理性の働かない人間は"子どもだ"と揶揄される。大人になるにつれ我慢を憶え、感情を抑える術を得る。
そうやって生きていくことが、多くの人間にとって生きやすい道であるからなのだろう。

私は自己中心的な人間がイヤだ。
自分も含め、人間はどこか自己中心的ではあるものだとは思っているが、簡単に怒る人間や陰口を言う人間など他人を巻き込む自己中が嫌いだ。
しかし、陰口というのも一つの人付き合いであり普通のことでもある。それを苦手だとするならば自分の方に問題があるのだと言うこともわかる。
イヤだと公言するのもまた自己中。
せめて何となく話を合わせられるくらいには自分の信念やプライドを曲げられたら良かったんだけど。
イヤなものはイヤなので仕方ない。


私の母は父の悪口をこれでもかというほど父本人に、そして私に伝えてきた。
人のせいにしなければどうしようも無いほどに感情が揺さぶられたのだろう。
私は母も同罪だというようなことを返信し、怒られ、縁を切られかけた。

母はしばらくするとまた私に連絡をとるようになった。
恐らく恋人に諭されたのだろう。
ごめんなさいとありがとうと服とご飯を送ってくれた。ので許した。

でも父は母を許さなかった。
母が父を憎いように、父も母が憎くて、父はただ母よりも理性的に、何も言わずに憎んでいただけだった。
お金の話をした後に2人は絶縁した。

私は一連のゴタゴタがやっと片付き、疲れからか風邪を引いた。
咳はまだ収まらない。

弟が死んだ時、私は生きなきゃと思った。
お姉ちゃんは頑張らないとといろんな人に言われ、生のプレッシャーを感じた。

でも今はそういうのもどうでも良くなった。
ただ生がめんどくさいと思うことが増えた。
身体を動かすことが嫌になった。

文字を書いてこの無理を昇華すること以外、どうしたら良いのかよくわからない。

生はしょうもない。
生きれば生きるほどに感じていく。

本当は、生は素晴らしいと思いながら生きていきたかった。
私には、何が足りなかったのだろうか。

6月8日

人間はやっぱりクソだ

人が死んでいるのに
お前を恨む、お前が憎いだの

誰かに怒りを向けなければやり切れないのだろうか

なぜ死体の前で祖母が母に、母が父に恨み言を言うのだろう

死体を見た時には涙も出なかったけれど、後ろで汚い言葉が飛び交い始めた瞬間に、情けなくて、馬鹿馬鹿しくて、どうしようもなくて、涙が出た

6月6日

弟が死んでしまった

まだ全然実感がわかない

明日のバイトは休みますと連絡を入れた
大学にも連絡を入れなければ

私は今生きている
死んでしまうってなんだ

ショックはショックなはずなんだけど
たまに涙も出るけれど
まだ本当は嘘なんじゃないかと思ってる

信じられない

人は突然いなくなる

人間はただ生きて死ぬだけと
自分は死にたさを抱えて生きてきたからか

今は不思議に落ち着いている

どうだろう
多分理解が追いついていないだけなんだろうな

弟が死んだなんて嘘みたいだもん
悪い夢でしょ

。。。

最近流行りの画像がある。
「いいねと思ったらRTしよう!見てもらえる人が増え、作者のやる気に繋がるよ!」
というやつ。

言ってることは普通だと思うのだが、それがめちゃめちゃ拡散された。
同意のRTだけではない。書いた人を叩くようなリプがたくさん飛ばされた。
作者はリプに基づき全てに"こういう意味でいいました"というような脚注を付けた。
それもまた賛否両論で拡散されているらしい。

んー、めんどくさい、めんどくさ過ぎないですか。

画像を描いた人が言おうとしていることは単純なことであるのに、細かいところにつっかかる人間が多すぎる。

今回の件に限らず、Twitterではしょっちゅう炎上が起こる。
どこにイラッとするのかは知らないけれど、それは大抵発信者の伝えたいこととは違う。
勝手に自分の中で人の言葉につっかかり、伝えようとしている本質とは違うところで怒る。

その言いたいことが気に食わないなら気にしなければ良いのに、わざわざ知り合いですらない相手に「自分はそうは思いません」と言う。

思ったことを好きにつぶやくのがTwitterであるはずなのに、勝手に第三者が「それはおかしい。俺はそうは思わないから」と怒る。

どう思おうが自由ではないのか。
どうしてそうも押しつけがましいのだ。

人に迷惑をかけたり、あからさまに馬鹿らしいことをして炎上しているのはまぁわかる。
でも、最近は自分の意見を発信するだけでそこらじゅうから叩かれ炎上している人を見る。

ぜんぜんわからない。
もっとやさしい世界になってくれ。

インターネットであれば相手の顔が見えないからであろうか。
発言には必ず発言者がいて、何らかの考えを元に、その人が思ったことをつぶやいているだけである。どう思おうとその人の勝手である。
なのに自分の意見と違うだけで他人に「おかしい!!」と言う。

そんな形が蔓延している今のインターネットが嫌で仕方ない。

もっと思いやりを持てないのだろうか。
相手の立場になって想像したり出来ないのだろうか。

間違えているなら教えてあげれば良いだけで。
自分と別の意見を述べているのなら、ただ自分とは違う意見として捉えれば良いだけなのに。

人はなぜそんなに他人に向かって怒るのだろう。
他人に冷たい人が怖い。

5月1日

天気予報では晴れだったのに曇っていた。
作りかけのレジンがいつまでも乾かない。ベタベタする。

今日は前の彼女の誕生日だ。
今頃何をしているだろう。お酒が飲めるようになったのか。いいなぁ、自分もいつかまた一緒に話せる日が来たりするんだろうか。ないか。
20歳の誕生日を迎えないと飲めないお酒。
とかいいつつ何だかんだ黙認されるお酒。
しかし自分は1人でコンビニに行っても手が出ない。怖がりなので。

昨日は夢を見た。
可愛い女の子に好かれる夢。でもその子はどこか愛が猟奇的で、刃物等をこちらに向けてくる。殺されはしない。痛いのは嫌だから逃げたいが、少女に一切の悪意はなく逃げるに逃げられない。
夢の中で追いかけてくる存在は、どういった意味を持つのだろう。

大学では先生に褒められた。どちらかと言えば褒められに行った。思っていたのの10倍褒められた。「すごい」とあれだけ言われたのは久しぶりだ。承認欲求の回復。

働きたくない。働きたくない。

GWは2日することがなくなってしまった。
どうするかなぁ

三題噺03 階段、星、旅人

静かな平原の中に、背の高い家が建っていた。
それは、サバンナに1人で佇むキリンのような。木の代わりに雲を食べようと必死に首を伸ばしているようだった。
僕はお腹が減っていた。もうリュックの中には何も食べられるものはない。何も無いこの平原で、食べられそうなものを探していたら細長い家を見つけたのだ。
ドアを叩いた。ドドドドドン。メ シ を く れ。
ドアの向こうから階段を降りてくる足音と声が聞こえた。
「はーい、どちら様ですかー?」
開いたドアの先には、小さな男の子がいた。
綺麗な刺繍の入ったワンピースのようなものに、上からベストを羽織っていた。どこかの民族衣装のようだ。キラキラしていて自分とは別世界の住人のように見える。
「すごくお腹が減っているんだ。何か食べさせてくれないか」
「わ、わ、本当だ。顔も真っ白。ボロボロのほそほそでボソボソじゃあないですか!早く入ってください。どうぞどうぞ」
入ると中は丸い大きな部屋と、壁に沿って上に登る階段があった。
「座ってください、今食べ物と飲み物を用意しますので」
「あぁ、ありがとう」
部屋の中央にあるソファはふかふかとしていた。疲れが吸い込まれていくような心地がする。
「旅人さんなんですか?」
声変わり前の綺麗な声が部屋に響く。
「そんなところだよ。ここに来る前にはイチョウが綺麗な街にいた。銀杏が特産でね、3人に1人はちょっと口がくさいんだ」
「ふふ、面白いですね」
部屋の隅の台所の方から、カチャカチャと優しい金属音が聞こえる。
「その前は雪が頭の先まで積もる街だ。除雪機が発達していてね。メイド型だとか、氷に変えてくれる機械だとか、超大型除雪車だとか。でもメインは1日1回街中に吹かれる特殊塩水で、一気に解かしてくれるんだ。最初は知らないから思いっきり浴びちゃって頭が痒くなっちゃったんだ」
「毎日海水浴気分ですね」
オーブントースターがジジジジと焦らす音がする。
「にしても、ここまで何にもない場所は久しぶりだよ。砂丘でさえもっと観光客がいたのに」
「何にもないこともないですよ。風は気持ちいいし、夜は星がすごく綺麗なんです。でも、たしかに人は全然来ないのであなたと会えて私は幸せです」
チンッと音がして、いい匂いが部屋に広がる。
「お待たせしました」
テーブルの上に焼き目のついた白い大きなパンと、天井の光を跳ね返しキラキラと光るスープと、見たことのない透明色のジャム、コップに入ったお茶が置かれた。
「いただきます」
手を合わせて一礼をした後パンにジャムを塗り口に入るだけ詰め込む。久しぶりのご飯は暖かくて甘くて信じられないほど美味しかった。
「本当にお腹がすいていたんですね」
にこにこと嬉しそうにこちらを眺める男の子に見守られながら、あっという間にご飯を食べ尽くした。
「ごちそうさまでした。すごく美味しかったよ、ありがとう」
「いえいえ。お疲れのようですし、今日はここに泊まっていってください」
「ありがとう、助かるよ」
この家に男の子の両親がいないことは、彼の言動でなんとなく感じていたことだった。
「寝室は上です。少し階段が長いですが、ついてきてください」
男の子の後に続き上にのびる螺旋階段を上っていく。段差は低く、思ったほど疲れない。
「上の部屋からは外が見えるので、晴れていれば星がとても綺麗に見えますよ」
「それはすごいね、この家は星を近くから見るためにこんなに背が高いの?」
「それも大きいと思います」
"それも"?と聞こうとして、口を閉じた。階段は終わり、部屋に着いたのだ。ガラス張りの部屋の外からは星が綺麗にまたたいていた。
「すごいな、これは……」
「そうでしょう。このベッドで星を眺めながら今日はゆっくり休んでください」
そういうと男の子は階段をとんとんと降りていった。
吸い込まれそうな星空と暖かなベッドのぬくもりに包まれていると、睡魔に襲われるのは一瞬のことだった。


穏やかな太陽の光で目が覚めた。
ここはどこかと辺りを見回し、だんだんと思い出してきた。そうか、今日は泊めてもらっていたんだった。
寝起きのぼんやりした頭で、柔らかなベッドでぼーっと空を眺める。気持ちいいなぁ。ここは何もないところじゃなかった。
ふぅと息を吐き体を起こす。ドアを開け階段を下りるといい匂いがしてきた。
「おはようございます、そろそろ起きてくる頃かと思いました」
男の子は下からこちらを見上げにこりと笑った。
「おはよう。朝ごはんまで作ってもらって、なんだか悪いね」
「いえいえ、人にもてなせることなんてなかなかないので」
朝食はスクランブルエッグとウインナー、パンだった。どれも自分の知っているものとは少し違うような気がしたが、味は絶品であった。
「ここから東に向かって歩くのが、他の町への最短ルートです」
「ありがとう、本当にお世話になったよ。ここもいいところだね。すごく」
「ふふ、そうでしょう」
自慢気にはにかむ顔は、男の子らしい幼さを感じさせた。
「君の名前を教えてもらっても?」
「ステラって言います。お兄さんは?」
「僕は__」
「いい名前ですね。貴方の旅路が幸福なものでありますように」
別れはあっさりとしたものだった。
細長い家に背中を向けて、太陽の昇ってきた方角へ歩いていく。
しばらくしてふと振り返ると、まだ家は遠くに、しかしはっきりと見えた。私はここにいますよと手を振るように。